10月29日 月曜日(大安)
これまでの経路は、まず丸山ダムに寄って「まだ壊されていない」ことを確認してから新国道418号にのり、潮見を経て恵那中野方に抜けるコース。それは河合まで下ってからは、右岸沿いの一本道をダムの脇まで自動車で乗りつけると云う気楽な路です。
笠置発電所及びダムは、草鞋を何足も腰に下げ、気圧計を担いで高度差を測りながらようやく地点選定されたところの一つ。そこを見学するのに、自動車で乗りつけて適当にシャッターを切って終いでは「ツマラナイ」し、「先達に済まない気分にもなる」。
今回の目的は、「笠置ダムを木曽川の川原から真正面から見る」。そうすることで、建設当時の厳しさを、万分の一くらいは体感できるかも知れない。
ダムの下流面はやや左岸を向いている。木曽川は歩いて渡れるほど浅くないから、河合から下っていては目的を達成できない。初見してからこの方、アプローチに3コースを選び、現地を下見しながら考えた。最も省エネ案は地理院地形図に破線で示された里道*を、ダムの下流側から歩く。全行程約2km、道の状態は区間の7〜8割は下写真のように健全に残っている。そして適当なところで川原に降り、岸辺を少し遡る案−。
里道(林道)の様子
幸にして左岸は広く植林*されている。植林地内であれば、急斜面ではあっても歩けないところは無い−広葉樹が残されているのは露岩があるからで、避けて通りたい。川岸には高さ10〜20mの崖が、ダムから下流へず〜と連続している。そこは難関だが、濁流の見学に来た時に対岸から探したところ、下れるルートはありそうだった。
川岸に下りるには、川底が見えるくらいに水位が下がり、流量の少ない時期でないと無謀の誹りを免れない。この条件に適うのは10月から翌2月くらいまで。ここで雑草が枯れて、梢も多少は明るくなり、岸壁に氷の心配がないと云う3条件を付け加えると、11月がベストだろう−もっとも好天でも、陽射しは期待できませんが。
今日は少なくとも崖の頭までは下って、もし岸壁に浮石が多ければ引き返す積りで出発した。中央高速を利用、瑞浪インターで下り、JAEA施設*の横の道路を北進。道路改良が進んでいて、あっという間に下車地に到着。念のために持ってきたザイルをザックの底に忍ばせる。岩を登りやすい登山靴に履き替えて、朝露が残る山道を歩き始める…
セ
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